IP-Phone SMART SMARTalk (Fusion)をAsteriskに収容

楽天モバイル(Fusion)のIP-Phone SMART SMARTalkをAsteriskに収容するとき、ちょっとつまずいたところがあったのでメモ。
設定はいろんなサイトからパクってきたのを、こちらの環境に合うようちょっと変えてます。

環境:
Ubuntu Server 20.04 5.4.0-89-generic
Asterisk 16.2.1

とりあえずインスコします

pjsip.conf と extensions.conf に書き込んで設定するらしいです

内線2つ(6000,7000)を設定しました。5XXXXXXXは050よりあとの番号です。

/etc/asterisk/pjsip.conf

こちらの環境だとstartさせた直後は発信も着信もできるのですが、しばらくすると着信だけできなくなる現象が発生しました。
UDPなのでNATでおかしくなってるのですかね…? 認証の試行間隔 qualify_frequency を5ぐらいにしたら解決しました。

さらに、一日ほど経過したところで繋がらなくなったので見てみると認証状態がRejectedになってました。デフォルトだとどうやら一度Rejectされるとそのままで再接続はされないらしいです。それを回避するために auth_rejection_permanent = no を指定しました。

次 extensions.confを設定します。こっちに発信や着信の処理を書くみたいです。

/etc/asterisk/extensions.conf

9をつけて発信すると外線に繋がります。
また、100番にかけるとテスト用の音声が流れます。

chakushinの最終行、このように指定すると外線からの着信が6000,7000にかかってきます。

systemctl restartして、認証できてるか見てみましょう

statusがRegisteredになっていたら成功です。

このAsteriskサーバーを外に公開する場合、5060/UDPをNATします。
またその時は絶対fali2banを導入してください。めちゃめちゃ攻撃されます。(ちょっと放置していたら60万回ほどアタックされてました。)

/etc/fail2ban/jail.d/defaults-debian.conf

これを追記するだけです。bantimeなどはお好みで

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です